5月21日から開幕したDANGAN73 ナップルボックスB級グランプリ、八王子中屋ジムの及川太郎がフライ級トーナメントにて、ジム初陣を完璧な内容で4回TKO勝利を呼び込み最高のスタートを切った。しかし続く5月31日、大会注目のスーパーバンタム級トーナメントにて、鈴木悠介がまさかの厳しい判定負けを喫した。
昨年、共にB級デビューした二人、この試合を合わせて3戦を共に積み重ねた。
及川はデビュー戦を期待のある中で辛いKO負けだった、一方鈴木は期待通りにKO勝利で初陣を飾った。
復帰戦で及川はしっかりとKO勝利で結果を出し、鈴木は強者相手でも変わらず結果を残した。
このB級グランプリ、及川は決意を持って、鈴木は満を持して望むトーナメントだった。
5月21日(金)DANGAN73 ナップルボックスB級グランプリVol.1
【フライ 5回戦】
及川太郎
(2戦1勝1KO1敗/八王子中屋)
vs
渡邊 聖二
(7戦4勝2KO2敗1分/角海老宝石)
(こんどうさん)
及川太郎のB級グランプリ準決勝は、ほぼ完璧な試合運びによる完勝となった。
相手は角海老宝石ジムの渡邊聖二。ファイタータイプでインサイドでの攻防を望み、初回から距離を詰めてきた。それに対し及川は足を使って距離を取り、お手本のような”打っては離れて”を見せポイントと相手のダメージを積み上げていった。
及川が見せてくれたこの日のボクシングは、八王子中屋ジムの全プロボクサー、アマチュア選手に感じてもらいたい、素晴らしいパフォーマンスだった。
選手とコーナーの共同作業、一緒に戦う姿そのものだった。それは簡単にできる事ではなく、だからこそ少なくとも選手達にはちょっとでも感じてほしい、そんな気持ちにさせる戦いぶりだった。
そうして一方的に試合が進んだ4回、開始と同時に及川が仕掛け、それと同時にレフェリーが試合をストップ。及川の完勝でTKO勝利となった。
もう一方の山では及川がデビュー戦で敗れた松尾雄太(国際)が、佐藤拓茂(石神井)を辛くも初の判定での勝利で決勝進出を決めた。
5月31日(金)DANGAN72 ナップルボックスB級グランプリVol.2
【S・バンタム級 5回戦】
鈴木悠介
(2戦2勝1KO/八王子中屋)
vs
久我勇作
(6戦5勝4KO1敗/ワタナベ)
(写真提供:武士道ボクシング)
鈴木悠介のB級グランプリ、相手はワタナベジムの強打者久我勇作。鈴木にとってはこれが初の後楽園ホールデビュー戦だった。
キャリア最初の2戦を他の会場で行なっていた鈴木は、関係者がより集う後楽園ホールでその実力を示す最高のお披露目の場となった。しかし、結果はそのポテンシャルを示せはしたが、内容はついてはこなかった。
初回から鈴木は攻めた。得意の右ジャブからつなげる豪快な左ストレートを上下に飛ばして久我を後退させる。しかしラウンド終盤、鈴木の豪快ゆえに出来る防御の穴を久我は見逃さず自身の強打を正確に当ててきた。
その僅かな相手の攻めに対し、鈴木は熱くなってしまった。その後はもうただただ豪快に左ストレート、アッパーをねじ込むだけで、そこには戦略も戦術も何も見えないボクシングだけがあった。しかしそんなボクシングは、観客をドキドキさせながら観戦させる魅力に溢れてのだけは確かであったが、、、
しかし判定は微妙ながらしかし、久我の正確な強打が鈴木の豪快な強打をより支持し、3−0の判定負けとなった。そして鈴木のB級グランプリは終わった。
今回の試合についてはただ単純に一人で戦った者と、共に戦った者との差が出たのだと思う。しかし、それもまた経験として積んでいくことで共に戦っていたはずの者が一人で戦ってしまうこともあり、一人で戦っていた者が共に戦うようになることもある。大切なのは今をしっかりと共有できるかにあるのかもしれない。
及川はすぐに決勝に向けての練習に入った。鈴木も少しの休みを置いてすぐ練習に戻ってきた。
二人のここから描く軌跡を楽しみにしたい。
二人のB級グランプリ、応援どうも有難うございました!
昨年、共にB級デビューした二人、この試合を合わせて3戦を共に積み重ねた。
及川はデビュー戦を期待のある中で辛いKO負けだった、一方鈴木は期待通りにKO勝利で初陣を飾った。
復帰戦で及川はしっかりとKO勝利で結果を出し、鈴木は強者相手でも変わらず結果を残した。
このB級グランプリ、及川は決意を持って、鈴木は満を持して望むトーナメントだった。
5月21日(金)DANGAN73 ナップルボックスB級グランプリVol.1
【フライ 5回戦】
及川太郎
(2戦1勝1KO1敗/八王子中屋)
vs
渡邊 聖二
(7戦4勝2KO2敗1分/角海老宝石)
4R18秒TKO勝ち
(こんどうさん)
及川太郎のB級グランプリ準決勝は、ほぼ完璧な試合運びによる完勝となった。
相手は角海老宝石ジムの渡邊聖二。ファイタータイプでインサイドでの攻防を望み、初回から距離を詰めてきた。それに対し及川は足を使って距離を取り、お手本のような”打っては離れて”を見せポイントと相手のダメージを積み上げていった。
及川が見せてくれたこの日のボクシングは、八王子中屋ジムの全プロボクサー、アマチュア選手に感じてもらいたい、素晴らしいパフォーマンスだった。
選手とコーナーの共同作業、一緒に戦う姿そのものだった。それは簡単にできる事ではなく、だからこそ少なくとも選手達にはちょっとでも感じてほしい、そんな気持ちにさせる戦いぶりだった。
そうして一方的に試合が進んだ4回、開始と同時に及川が仕掛け、それと同時にレフェリーが試合をストップ。及川の完勝でTKO勝利となった。
もう一方の山では及川がデビュー戦で敗れた松尾雄太(国際)が、佐藤拓茂(石神井)を辛くも初の判定での勝利で決勝進出を決めた。
5月31日(金)DANGAN72 ナップルボックスB級グランプリVol.2
【S・バンタム級 5回戦】
鈴木悠介
(2戦2勝1KO/八王子中屋)
vs
久我勇作
(6戦5勝4KO1敗/ワタナベ)
結果…判定負け 0-3(47-48,47-48,47-48)
(写真提供:武士道ボクシング)
鈴木悠介のB級グランプリ、相手はワタナベジムの強打者久我勇作。鈴木にとってはこれが初の後楽園ホールデビュー戦だった。
キャリア最初の2戦を他の会場で行なっていた鈴木は、関係者がより集う後楽園ホールでその実力を示す最高のお披露目の場となった。しかし、結果はそのポテンシャルを示せはしたが、内容はついてはこなかった。
初回から鈴木は攻めた。得意の右ジャブからつなげる豪快な左ストレートを上下に飛ばして久我を後退させる。しかしラウンド終盤、鈴木の豪快ゆえに出来る防御の穴を久我は見逃さず自身の強打を正確に当ててきた。
その僅かな相手の攻めに対し、鈴木は熱くなってしまった。その後はもうただただ豪快に左ストレート、アッパーをねじ込むだけで、そこには戦略も戦術も何も見えないボクシングだけがあった。しかしそんなボクシングは、観客をドキドキさせながら観戦させる魅力に溢れてのだけは確かであったが、、、
しかし判定は微妙ながらしかし、久我の正確な強打が鈴木の豪快な強打をより支持し、3−0の判定負けとなった。そして鈴木のB級グランプリは終わった。
今回の試合についてはただ単純に一人で戦った者と、共に戦った者との差が出たのだと思う。しかし、それもまた経験として積んでいくことで共に戦っていたはずの者が一人で戦ってしまうこともあり、一人で戦っていた者が共に戦うようになることもある。大切なのは今をしっかりと共有できるかにあるのかもしれない。
及川はすぐに決勝に向けての練習に入った。鈴木も少しの休みを置いてすぐ練習に戻ってきた。
二人のここから描く軌跡を楽しみにしたい。
二人のB級グランプリ、応援どうも有難うございました!
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